2013 先輩からのメッセージ

標準札幌校出身の北嶺の先輩は本年度も東大(文Ⅰ)、北大(医)、東工大など難関大学・学部に合格しました。

札幌医科大学医学部1年 幡智浩さん

2013 年北嶺高校卒業

私は6年間標準で学び、楽しく勉強することができました。

合宿も毎年参加し、色々な経験をしました。その中で、今の私の原動力になっていると思うことが3つあります。

1つ目は、考える力がついたことです。

標準でやった問題は内容が濃く、しっかり基本が分かっていないと応用が効かないものばかりでした。私は標準で算数・国語・理科・社会を勉強する時に、理屈を理解し、「なぜこうなるのか」ということを考えるトレーニングができたと思います。これをベースにして、スムーズに中学・高校の勉強ができたと思います。

2つ目は、勉強を楽しむことができるようになったことです。

私は小学校の頃は、算数、理科、社会が好きだったので、それを勉強するのは苦ではありませんでした。これは標準の先生方がやる気をかき立てる授業をしてくれたからだと思います。「好きこそ物の上手なれ」というように、興味を持って勉強するというのは、勉強を進める上で最高の方法だと思います。

3つ目は、色々なことに興味を持つようになったことです。

標準の先生方は、受験に関すること以外にも色々なことを知っていて、雑談のような話がとても面白いです。また、面白いだけでなく、いつも教訓を学びます。先日も、先生方とお話をする機会があったのですが、改めて、知識や経験の豊富さを感じました。私も、先生方のように、幅広い世界観や知識を兼ね備えた大人になりたいと志しています。

このように、私は標準では単なる学習事項以外にも、たくさんのことを学ぶことができました。
先生方は親切にひとりひとりの事を考え、指導してくれます。だから今でも、標準で学んでよかったと思っています。

お世話になった全ての先生方に感謝しています。ありがとうございました。
また、標準の児童の皆さん。勉強は楽しいことばかりではないし、挫けそうになることもあると思いますが、自分と先生を信じて頑張って下さい。健闘を祈っています。

北海道大学医学部1年 泉泰純さん

2013年 ラ・サール高等学校卒業

この六年間を思い返してみると、小学生の時に築いた堅固な基礎の上に学習が成り立っていたのだなと強く感じます。

私は鹿児島ラ・サールに進学したのですがそこでの勉強のスタイルは、自分で分からないことを探し、それをふまえて適宜先生に質問をするといったものでした。

大部分のラ・サールの進入生は、先生がつきっきりで教えただ与えられた課題をひたすらこなすといった勉強しかしていなかったようで、随分と勉強方法に活路を見出せずに苦しんでいた一方私がすんなりラ・サールの勉強を受け入れることができた理由は、やはり標準での勉強が大きいと思います。

標準では、先生が無理強いして課題を強制させるということをしません。だから自分で何をするべきかということを考えながら、勉強をする訓練ができていたのだなと思います。

そして、標準には勉強が楽しいと思える環境が備わっていたように思います。
僕が自分でやりたいことを見つけ、それを先生に言うと、オリジナルの、しかも非常に良質な課題をたくさん与えてくれました。また、特別講習も友人達と競い合うことでモチベーションが高くなる場となっていて、学力が一人でにつくようになっていました。

但し、いくら多くの課題をやったり、難しい問題を解いたからと言って、容易に学力は上がりません。私は毎日の基礎復習、特に計算練習や非常に初歩の問題の演習に多くの時間を充てる努力をしました。成績が思うように振るわない時、どうしても目先の事に目が行き、難しい問題の演習が足りないのでは? と考えてしまいがちです。しかし、基礎という部分がなくては、深い理解、しいては高い学力など到底つくはずがないのです。

私は学校の先生が言った、入学時非常に感銘を受けた言葉を一つ紹介したいと思います。
それは「自ら調べ、自ら考えよ」という言葉で、私の考える理想の学習の本質を的確に言いあてている、僕にとってはまさに天啓のようなものでした。

この言葉を信じて、僕はラ・サールでの六年間を「自発的な学習」に充てる努力をしました。
そうすることで、自分のやるべきこと、未来の進路について深く考えるようになり、勉強が楽しくなりました。そうした学習のスタンスを、早く身につける事ほど良いことはありません。塾生の皆さんが、そうして勉強を楽しめるようになるのを、心から願っています。

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